孤島 臨終朗の誤算
…その喉元への斬撃は、ヒタリと俺の喉仏に突きつけられたままで止められていた。

死門を階下まで弾かれ、刃を喉に突きつけられ。

最早俺は死に体だ。

「私に問いかけていたな」

みつきはそのままの状態で静かに言う。

「お前の勘違いを正しに来たと私は言った…お前は剣を人殺しの武器だと考えているようだからな」

「では何だっ!」

興奮気味に俺は吠える。

「貴様も剣は美術品などと綺麗事をのたまう愚か者か!」

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