【密フェチ】告白

「えっ!?」





 あたしは、勇気を出して

 先輩の手をつかみ

 自分の頬につけた。





「もっと、触れてください」



「貴梨香ちゃん!?」





 驚く先輩の声。





 顔は熱くて身体中が心臓みたい

 つかむ手が

 ガクガクと震える。





 こんなコト

 酔ってなきゃ出来ない。





「ハルト先輩の、指で、もっと…――」





 触れられたい、です。





 声にならない言葉

 伝えたい想いは、まだ言えてない。





「意味、わかって言ってる?」




< 4 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop