遊びじゃない
私の恨めしそうな視線に気が付いたのか、二口目のハンバーグを美味しそうに咀嚼しながら外国人みたいに両肩をすくめる。
あくまでも他人事の美織にイラついていると、それこそ何でもないように
「だって、あの人とは結婚しないと思ってたから。」
と言ってのけた。
「な、なんで?なんで?ねえ、なんで?」
何それ?親友だけが気が付いている理由とか?それとも彼について何か知ってるとか…。
「…さあ?あえて言うなら勘だけど。あと、私の趣味じゃなかった。」
…あんたの趣味関係ある?
「適当すぎる。」
三十路間近の親友が、2年も付き合った彼に振られたってのにナニ?この適当感。
そりゃ若い頃みたいにご飯も食べれない、仕事も儘ならないないなんて最悪の状態には陥らないけど、でもこの喪失感は結構きてるよ?
だってそりゃあ突然だったんだもの。