届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…

「そうかな?」

「妹だから気づいてないだけ!!」

「…紹介してほしいの?」

「うん!うん!」

ニッコリ笑顔で、大きく何回もうなずいた。

「お兄ちゃん、友達の絢音。ほら、小学校の時から仲いい…。」

「ああ、キミが絢音ちゃんか。いつも妹から聞いてるよ。」

「えっ、あの…初めまして。」

言葉も顔も硬直している。

緊張しすぎて、頭の中が真っ白になっちゃってるのが分かる。

「これからも妹をよろしくね。」

「はいっ!!」

大きく返事をした。

「じゃあ、あたしは、そろそろ時間だから行かなきゃ。また明日ね。」

「うん。」

お互いに手を振ってあたし達は教室に向かった。

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