届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…

「お兄ちゃん?」

その声驚いたと同時に

「うっそ!?本物?」

絢音が振り返った。

絢音の顔は、まるで芸能人が現れたみたいにビックリしてる。

「どうしてスーツで学校に?」

「3者面談だろ?」

「そっか。」

あたしは、親は来てくれないから。

いつもお兄ちゃんが親代わり。

「ちょっと、紗羽ってば…。」

ボソッと耳元でつぶやきながら。

グイッと腕を引っ張った。

「なに!?」

「イケメンとかってレベルじゃないじゃん?噂以上だよ!!」

声は小さいくせに。

鼻息荒く興奮してる。
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