届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…

「ごめん。今日は眠いから。」

そう言いながら頭までスッポリと布団をかぶって。

泣いた顔なんか見られないように。

グッと枕を口に当てた。

「そっか…ごめんな。おやすみ。」

お兄ちゃんの声が。

少し寂しそうだけど。

涙の意味なんか答えられないから。

そのまま返事も出来なかった。

あたし…
< 46 / 570 >

この作品をシェア

pagetop