届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
「尚吾くん、珍しく一人だったみたいね。」
「あぁ~尚吾ね。最近は、一人が多いみたいですよ。」
ストンッと肩の力が抜けた感じ。
あたしってば、何を意識しているんだろう?
「あぁ~尚吾ねって…他人事みたいに。何か隠しているでしょ?」
ジッとお姉さんがあたしの顔を見た。
「他人事って言うか?あたし単なる友達だし。」
「絶っっ対嘘!!!」
大きく目を開きながら。
身を乗り出した。
「嘘じゃないし。」
それでも冷静に答える。
まぁ、友達ってよりも兄妹に近いかも…だけど。
「本当は、尚吾くんと何かあるんでしょ!!」
ジリジリとお姉さんの顔が近づいてくる。
「尚吾とは何もないし。」
お姉さんの目を見てハッキリと答えた。
「尚吾とは…って事は、他の人とはあったのかしら?」
ホッとした表情になると、ストンとソファに座った。
ニンマリと見透かしたような微笑を浮かべいる。
「………黙秘で。」
そう答えるのが精一杯だった。
「あらっ!!ライバルが減ってくれるなんて嬉しいわ。」
嬉しそうに紅茶を一口飲んだ。
「ライバルって…元からライバルなんかじゃないと思うんですが。」
ブツブツと独り言。
「で、お相手は?まさか、秀一じゃないでしょうね?」
「絶対無いです。」
大きく首を横に振りながら、即答するのは早かった。