幾千の祈り
…相手は関係のよろしくない人間だ、と考えている間もなく。
反射神経に近かった。
風邪を引いている、という呟きを聞いた瞬間。
気づいたときには、何故か神埼の腕を思いきり引いて家に引っ張りこんでいた。
「お前、なにがしてぇんだよ…」
「え、あ…別に!
あんたが風邪ひいてんのに外で喋らせるのは流石にちょっと悪いかなっ、て」
「何で、」
「うっさいわね、その辺座れば?」
何なんだ、もう。
勝手に相手引きずりこんどいて逆ギレするなんて、更にうざい女決定。
平和な大学生活さようなら。
だけど、自分でも何で神埼を引き留めたのか分からない。
そうだ、よく考えたら家だって隣。
早々にお引き取り願って寝ていてくれたほうが、こちらにとっても相手にとってもベストな選択肢だったはず。
今更盛大に後悔した。
反射神経に近かった。
風邪を引いている、という呟きを聞いた瞬間。
気づいたときには、何故か神埼の腕を思いきり引いて家に引っ張りこんでいた。
「お前、なにがしてぇんだよ…」
「え、あ…別に!
あんたが風邪ひいてんのに外で喋らせるのは流石にちょっと悪いかなっ、て」
「何で、」
「うっさいわね、その辺座れば?」
何なんだ、もう。
勝手に相手引きずりこんどいて逆ギレするなんて、更にうざい女決定。
平和な大学生活さようなら。
だけど、自分でも何で神埼を引き留めたのか分からない。
そうだ、よく考えたら家だって隣。
早々にお引き取り願って寝ていてくれたほうが、こちらにとっても相手にとってもベストな選択肢だったはず。
今更盛大に後悔した。