アナタの“魂-KOKORO-”いただきます
『ブラン…それ以上聞くな。悪かったな。』
レノは立ち上がり、ブランと呼ばれる女から手を離した。
『相変わらず、自己中心的ね。勝手にキスして、押し倒して。それで何もなし?』
ブランはレノに近づく。
『いいから、帰ってくれ。』
レノはブランから、顔を背ける。
『イヤよ。アタシは人間じゃないの、死神よ?人間の女ほど、バカじゃないわ。』
ブランはレノの腕に腕を絡ませる。
『ブラン…いい加減にしてくれよ。呼び出した俺が悪い、悪かった。だから、帰ってくれ。』
レノはブランの腕を解く。