アナタの“魂-KOKORO-”いただきます
ブランは精一杯背伸びして、レノにキスをした。
唇が離れると、ブランはニコッと笑った。
『これで勘弁してあげるわ。』
ブランは上着を羽織り、レノの部屋から出ていった。
部屋にはレノ一人。
『何やってんだよ…俺…。』
レノはドサッと、ベッドに倒れ込んだ。
イライラしてんのか?俺。
アイツに朱里のことを話されたからか?
いい加減、忘れろよ。
いつまで引きずってんだよ。
レノはただ天井を見ていた。