あのこになりたい
「さすがお兄ちゃん!」


私が言うと、


「どうせ壁に耳つけて聞いてるよ。昔からムッツリだからな!」


シュンが大きな声で言うと、


「誰がムッツリだよ」


と返ってきた。



「身内にもいたか…」


私が壁を蹴ると、


「ごめんね〜」


と返って来た。



私と綾はため息をついた。


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