あのこになりたい
シュン覚えてたんだ…


でもなんで直接渡してくれないんだろう。


私は、香水を手首につけた。


「シュン…」


余計に寂しくなってきた。


自分から会いに行けばいいのかもしれないけど…


シュンは時々困ったような顔をするから。



もしかすると嫌われてるのかも。



勘のいいシュンのことだから私の気持ちに気づいて…


距離おいてるのかもしれない。



好きな人に迷惑とだけは思われたくない。



私の恋愛は足踏み状態のまま全く動いてなかった。



その日の夜は、若菜さんが来てくれて、家族に混じって一緒に祝ってくれた。


母が作ってくれたごちそうもケーキもとてもおいしかった。



父と母からは欲しがっていたブーツ。


兄からは大好きだったドラマのDVD。


若菜さんからはマフラーと手袋。



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