あのこになりたい
シュンの体温はひどく心地よく、私はふわふわ浮いたような感覚に陥る。


「咲…好き…」


「私も」


シュンの鼓動を感じながら、耳元でシュンの言葉を聞きながら私は満たされた気持ちになる…



ふと目が覚めると、辺りが暗い。



「もうこんな時間!?」


時計を見て叫んだ。



私は、いつの間にか眠ってしまったらしく、シュンも私の隣で眠っていた。



「う…今何時?」


シュンは目をこすりながら起き上がった。



「咲!髪はねてる」


シュンが笑いながら言った。



「嘘!?」


私は急いで洗面所に向かった。



後ろ髪が思い切りはねてる…


水とドライヤーを酷使して、なんとか直したけど…



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