あのこになりたい
「一体何人出てくるんだ…」


ほとんど呆れた顔になっている。



そして、大きな声で言った。


「これだけ証人がいるんだからな。幸せにならなかったら承知しねぇぞ!!」


若菜さんと兄は、


「はい!!」


と返事した。



「おい!酒だ!!」


叫びながら家に入って行った。


朝から酒ですか…



私達は一斉に顔を上げてみんなで抱き合って喜んだ。


「若菜…」


若菜さんの母が駆け寄って若菜さんを立ち上がらせた。


「冷やしちゃダメよ…。大丈夫なの?」


若菜さんの顔を見て言った。


「一応、病院行くよ」


若菜さんはそう言った。



シュンと私は、手を繋いで早歩きで帰った。



「昨日雪だったから…」


シュンが言った。



「お尻濡れた〜」


私は家に帰ってすぐお風呂に入った。



シュンは自分の家に帰って行った。



お風呂から出ると兄が帰って来ていた。



「咲ありがとうな!」


すごくいい笑顔だった。


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