あのこになりたい
「何でもお見通しだね…シュンは」



私はうつ向いた。


しばらくして、顔を上げるとシュンの視線とまたぶつかった。



「変わるかどうかわからないけど…変えたいよ…」



シュンは私の頭の後ろに手を回し、軽くキスした。



目を開けると、シュンは一瞬困ったような顔をして…

でも次は強引なほど強く私を引き寄せてキスをした。


私は驚いたけど腕の強さとは裏腹に、優しいシュンのキスに軽いめまいを起こした。



「ごめん…2回もして」


シュンは頭をかきながら言った。



「ううん…」


私は恥ずかしさで顔を伏せながら言った。



「驚いたの…」


私は、シュンにどうしても話したくなった。



今まで誰にも言えなかった秘密を。



「私…ずっと怖かったんだ。男の人」



シュンは私の顔を見た。



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