天神学園高等部の奇怪な面々28
「あっ…どっ、どうもっ…」

いつものけしからん乳へのセクハラにツッコむ事なく、控えめに、狼狽気味に歯切れの悪い挨拶をするけしからん娘。

箱を直視できないのは、ちょっとした事情があって致し方ない所か。

「何ですかけしからん娘、あの程度の粘膜同士の接触で冷静さを失うとは、けしからん乳が聞いて呆れますね、はい」

「粘膜同士の接触とか言うな!」

赤面してツッコむ、けしからん娘。

「そうそう、そうやってたゆんたゆん揺らしながら裏手をスイングさせている方が、貴女は貴女らしい」

箱の下で目を細める、実はイケメーンな箱。

唇を尖らせ、いいようにあしらわれている感に不服そうに顔を赤くするけしからん娘。

「ところで、貴女も補習ですか?」

「違いますっ、私は生徒会の仕事で登校してきただけですっ」

箱の言葉に、けしからん娘は反論する。

「補習なのは…」

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