天神学園高等部の奇怪な面々28
聳え立つ二つの課題の塔。

愕然とする龍太郎とエンリィを他所に。

「さぁ皆さん、お弁当の後はデザートなんて如何ですか?冷たく冷やしたシャーベットも用意していますよ」

爽やかな笑顔で、デザートを振る舞う和音。

こんな暑い日には格別だろう。

「か、和音…俺達にも…」

「後生ですから…一口だけでも…」

掠れた声で要求する龍太郎とエンリィだが。

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