新・監禁ゲーム
先ほど約束した集合場所に2分前に着いたが、まだ竹田の姿はなかった。
期待を込め、竹田が来るのを待っていたが、すでに約束の時間を5分過ぎていた。
遥斗は時計をチラチラと確認し、焦りの表情を浮かべた。
ついにそのデジタル標識が、30に迫ったときだ。
このまま竹田を無視して、南東方面を探しに行ってしまおうか。
けどもう少ししたら来るかもしれない、その考えが遥斗の動きを止めた。
そのとき、遥斗の後ろから何か音がした。
慌てて振り向くと、何かが近づいてくる。
竹田かと思い、目を凝らしたが、薄暗くてわからない。
カシュ、カシュ、と何かが擦れている音。
もしかして、竹田が何か手掛かりになるものを運んでいるのではないか。
遥斗が期待していると、それは走って近づいてきた。
遥斗の視覚に写る距離、それは竹田でないと気づいた。
それは身体を機械のようなもので纏っている……"鬼"であった。