新・監禁ゲーム

目を閉じている遥斗の脳裏には、玲奈との思い出である公園を浮かんでいた。

もう何の効力を持たない思い出であったが、何かが遥斗に引っ掛かる。

そのとき、電流が走るかのような頭痛に襲われる。

遥斗は目を大きく開け、あることに気がついた。

「そうだ…2人じゃない…」

あのとき公園にいたのは遥斗たちだけではない。

もちろん、親子連れの子供たちも多くいたのは当たり前。

だが、そういう意味ではない。

あのとき遥斗たちに話し掛けた人物がいたのだ。

"1人の老人"。

顔までは思い出せない、何を話したのかも思い出せない。

けど、あの"老人"なら自分たちのいた公園の名前ぐらいわかる。

つまりだ、"あのときから全て計画されていた"、今回のことは…。

あの"老人"…奴も今回の一件に関わっているとしたら…。

先ほどの質問を答えられた理由が納得できる。

そんな小さなことまで把握されているなら、やはりクリアなんて不可能なんじゃ…いや…違う。

"その先がある…!!"

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