君と恋に堕ちた事について
映画を観て、買い物をして帰宅した。誰にも会わなかった。その事が2人を解放的な気持ちにさせた。


あぐらをかき、雑誌を読んでいたオレの背中に麻実がもたれかかり、肩に顎を乗せてきた。


「楽しかったでしょ?」

「あぁ。」


「たまには、外に出ないとね。だって、私達は恋人同士なんだから。」


麻実が腕を回す。


「私…やっと自分の居場所を見つけた気がする。」


そう言うと、オレに回した腕に力を込めた。
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