君と恋に堕ちた事について
それからオレたちは、何も語らなかった。

山里は、黙って立ち上がると、玄関に向かった。


靴を履き、麻実の方を振り返ると、小さな声で言った。

「オレは、本当に君を愛していたんだ。」
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