君と恋に堕ちた事について
山里が酔い潰れたので、寝室へと抱き抱えて連れて行った。


寝室を見て複雑な気持ちになった。麻実は、ここで山里に抱かれているのか?


「どうする?泊まっていく?」


「いや、帰るよ。」

「そう。タクシー呼ぶね。」

今すぐ麻実を抱き締めたかった。


なんでオレは、今日ここに来てしまったんだろう?


麻実への想いがまだ残っているのに。


今、幸せじゃないな。
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