たった一試合、君と私の甲子園
美優のサーブはまたもリベロの正面へ。


仲田は腰をぐっと落とした。

するとボールは沈みかける。


「よしっ!! 落ちる!!」


仲田落ちるボールに備え前に出る。
すると、ボールはゆらゆらと揺れた。


「えっ!?」


バシッ!!


仲田はボールに当てるものの
ボールはまたもコートの外へとはじかれた。



「「「うおぉぉぉぉーっ!!!」」」


なんと美優は四連続ポイントを取った。


「やったぁぁぁー!!!」


「美優ぅぅぅー!!!」


四連続ポイントに大はしゃぎする神楽高校。


「揺れた・・・」


紗奈は美優の揺れたサーブに
驚きを隠せず目を見開き驚いた。



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