たった一試合、君と私の甲子園
9回表谷松商業の攻撃。


先頭打者が倒れ、一死で4番末次を迎えた。


今日は完全に外木場に抑えられている末次。
バッターボックスに入る
末次からものすごい気迫を感じる。


しかし外木場も負けてはいない、
闘志をむき出しに相手に向かって行く。


「智徳、頑張ってぇぇぇー!!!」


友美がアルプススタンドから大声で叫んだ。


外木場、カウント1-2から第四球目を投げた!!


「あっ!! しまった!!」


そんな外木場の声が聞こえた。


カキーン!!


末次が外木場の球を捉えた!!


「ああっ!!」


末次の打球は大きな放物線を描いてスタンドへ・・・


「「「おぉぉぉぉぉー!!!」」」


末次が先制のホームランを放った。


割れんばかりの歓声の中、ガッツポーズした末次が
ダイヤモンドを一周する。


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