パパとママの大恋愛
しばらく沈黙が続いた
「佳…「好きだよ勇太」佳
俺が口を開いたら、佳奈が言葉を被せた
「ありがとな…」
「っ……」佳
お礼を言うと佳奈の目からは涙がこぼれた
いつも笑って、涙なんか見せない佳奈の…初めて見た涙だった
「すごくねっ…好きなのっ…だからっ愛理を好きって気づいた時は辛かったっ…それでも別れたくなくてっ…気づかないふりしてっ…いつも笑ってたのっ…」佳
俺は最低だ
佳奈が苦しんでるのに…気づいてやれなかった
「ごめんな佳奈っ」
謝ることしかできない