隣のあのコ



俺は、彼女を横目にビールを口の中に注ぎ込む。
そして、ぷはっと気持ちのいい音が鳴り、何?と首を小さく傾げてみる。


すると、少し顔を曇らせながら言った。



「海人のお友達、だよね?」


あぁ、うん。

知ってる知ってる。


「俺の幼なじみ」


彼女は、そう言った俺の顔は見ずに、まだ少し残っているビールの泡が消えていくのをぼんやりと眺めていた。










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