Love Trip in Italy (番外編)
俺の腕の中でスヤスヤ眠る杏花。
素顔でも十分可愛くて…色気がある。
俺が少しでも動く度、俺のぬくもりを求めてすり寄って来る。
何て可愛らしい女なんだ。
昨夜初めて、杏花と風呂を共にした。
何度も何度も見て知っているハズの裸なのに、
初めて見た時のように凄まじくドキドキした。
杏花との生活は半年経った今でも毎日がドキドキ。
別になんてこと無い動作であってもときめく俺。
今までの女と比べものにならないくらい違う杏花。
鏡に向かい歯を磨いている杏花と目が合うだけでドキッとしたり、
キッチンに立つ杏花の後ろ姿に目を奪われる。
ホント…、俺は杏花に翻弄されっぱなしだ。
「…っんッ……っ……」
杏花が寝返りをしそうになる。
俺はギュッと抱きしめ……寝返りを阻止する。
寝てようが起きてようが構わない。
俺は1日中、杏花の顔を見ていたし、
肌に触れていたい……。
俺は腕の中の杏花の髪に…そっと口づけた。
すると―――――。