Love Trip in Italy (番外編)
「シャワーの後にお仕置き決行な」
「え!?//////////」
杏花は目を見開き、真っ赤な顔で立ち尽くす。
俺は見てないフリでシャンパンを開けた。
「早く入って来い」
「………はい」
杏花は項垂れながら…浴室へ向かった。
杏花の後、俺もシャワーを浴び、部屋へ戻った。
杏花はソファの上で膝を抱え、小さく丸まっていた。
「杏花、何してんの?」
「いじけてるの」
「何に?」
「要の意地悪さに」
「俺、イジワルか?」
「意地悪だよ」
「杏花が約束破ったんだろ?」
「それは………」
杏花は唇を指で触りながら、
上目使いで懇願するように…
それなのに、俺には誘っているとしか思えない…。