なんでも屋 神…最終幕
「じゃあ、コーヒー三つ頼むわ。」



ヒロの言葉に[トレイン]へ電話する手を止めると、ドアの向こう側から若い女の子二人が顔を出した。



「あれ?千里と優香じゃん。ヒロさんにスカウトでもされたの?」



顔を出した時は戸惑いを隠せなかった二人だが、一葉を見つけると一気に安堵感に満ち溢れた表情を見せた。



二人は一葉に抱きついて何やら話しを弾ませていたが、俺の視線の先はヒロを見つめたままだ。



ヒロがスカウトしたのではない…親友としての長い付き合いから、俺は何となくそう感じ取った。
< 14 / 447 >

この作品をシェア

pagetop