なんでも屋 神…最終幕
「…確かに、兄ぃがそう言ったのか?」



ノリは短くだがはっきり、俺にそうだと告げ、それを聞いてから、体内で怒りの温度が上がっていくのを確かに感じていた。



「だったら、兄ぃが直接俺の所へ出向くのが筋だろう!」



「馬鹿言ってんじゃねぇぞ神。以前のようにいくはずがねぇだろ。」



俺とノリのヒートアップしていく会話を聞いて、林の中で動いていた二つの人影が近付いてきた。



結局二人共見知った顔…兄ぃの子飼いを束ねる赤城。それを補佐している遠藤という長身痩躯の男。
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