【短】Ambiguous heart-不確かなココロ-
紫煙が漂う部屋
ぼんやり布団に丸まってると、彼のごつごつした手の平が今日初めて優しく私の頭に触れた。
そしてゆっくり起き上がる身体を横目で眺めながら、私は静かに瞳を閉じた。
かさかさと聞こえる服を着る音。
聞きたくなくても耳に入って来て
頭の奥でじわりと溶ける。
溶けた音が雫になってこぼれ落ちないように、もう一度きゅっときつく瞳を閉じた。
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