狼男のアルト


「人間たちが活発に狩りを始めた」

「ああ、知ってるよ。
今日も鹿たちがやられた」


隅の方に目をやると、メス鹿が何頭かすすり泣いていた

おそらく夫をなくしたのだろう



「・・・アルトさん?」

下の方から声が聞こえた

1匹のモグラが地面から顔をだしていた


「やっぱり、アルトさんじゃないですかっ!
珍しいですねなんかあったんですか?」

キングの伝言役のモクだ


「いいやなんでもないよ
キング、また来る

おい、お前ら帰るぞ」




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