[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
中にいた奴は3人。
そこまでは問題ないのだが、外にいる奴が何人かわからないとこちらも動けない。
「覗いてみるか」
盟が背伸びして窓の外を覗いた。
そしてこちらに振り返ってニヤリと笑う。
「誰もいない」
「よし。
それじゃ、行きましょうか」
私と盟は外に飛び出した。
「青、この辺の道わかるよな?」
私はあたりを軽く見わたす。
「わかるよ」
走りながら盟にピースした。
この辺は結構歩いてたから裏の裏まで知ってるぞ。
「んじゃ、とりあえず夜桜まで行くか」
私は横に向いていた顔を前に戻す。
そのときだった。
横から鈍い音が聞こえたのは。