[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
昼間は圭一たちがお見舞いに来てくれて……たまに警察の人もきたけど。
夜は適当にダラダラすごす。
そうしているうちにあっという間に退院の日。
とくに何かがあるわけでもなく、荷物を家に置いてすぐに夜桜へ向かった。
途中で、バイクに乗った圭一に会った。
「あ、青。
今迎えに行こうとしてたんだ」
ほい。と圭一がメットを渡してくる。
「ありがと」
メットをかぶって、圭一のバイクにまたがる。
圭一のバイクは私にとっては大きいので、すこしばかり無理をすることになった。
「大丈夫か」
「大丈夫ですよ~」