[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
「あり……がとうっ!!」
やっと理解した。
うれしさで、圭一に飛びついてしまった。
「ぅわ、ちょ……!」
圭一は後ろに倒れそうになるが、なんとか持ちこたえた。
私はそんなの気にしない。
うれしすぎる……!!
「ほら、いつまでも抱きついてないでケーキ食べようぜ!!」
櫂が私を圭一からひっぺがす。
ズイっと私の目の前にケーキが持ってこられた。
私の好きな、チョコケーキ。
結構大きいな。
何号だろう?
まぁいいか。
「うん!」
鈴が切り分けて皆に配る。
私は『おめでとう』とかかれたチョコプレートの乗った部分を渡された。
「そんじゃ、いただきます!」