ピンフリ姫のわがまま!!
こうして私と王子は学校が
終わってから王子の家に向かった。
「あ~!!だから何でそーなる訳?」
「知らないわよ!!分からないもん!!」
「あ~もう見てらんね~わ!!貸してみ!?」
「あっ…ちょっと!」
王子が私から無理矢理シャーペンを取り上げる
「ここはな~こうすんだよ?」
うわぁ…今まで思わなかったけど
コイツ、手ー大っきい!!
「おい…!?聞いてんのかよ!!」
「え……?あっごめん!!もっかい!!」
何考えてんの!?
私、ちゃんと勉強しなきゃ!!
「仕方ねーな…。こうすんの!!」
「なるほど~*」
何でだろ…コイツといるのは案外心地が良い。
久しぶりにコイツん家上がって
浮かれてるだけかな…。
私は王子の部屋の時計の方をみた。
するともう6時を回っていた!
「あっ…時間だ!!私、帰るわ!!」
私は荷物をもって立ち上がった。
すると…
「おい…姫、待てっ!」
と王子が私にジャケットを投げつけた。