ヤンキー王子とラブレッスン②【完】
はぁはぁはぁ……。


肩で息をした先生は、あたしの肩にポンと手をのせると、口早に告げた。



「あなたが、いつまでたっても来ないと心配されて……。
運転手の方が、教員室にお電話をくださったのよ」


「……え?
高柳さんが……?」


どうしてだろう……?


時間だって、そんなに……。


チラリと腕時計に視線を走らせると……。

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