俺様社長の溺愛
ため息をついた私。

「驚かせて悪かったな」


修二さんがベッドに腰掛けた。


「いいですよ・・・

それより、

手のかかる弟さんのようですね?」



私の言葉に、苦笑いをした修二さん。


「仕事の才能は、十分にあるんだけどな。

青木財閥を嫌ってるんだ。」


・・・

修二さんが私を抱きしめた。


「…なぜです?」


「この仕事のせいで、

母親は死んだと思ってるからだ」


・・・

それ以上何も聞けなかった。
< 210 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop