俺様社長の溺愛
「青木すみれさん」


「・・はい」


「あなたは、病気なんかじゃありませんよ」


「「え?!」」



「もう、一人の体じゃないんですから、

無理をしてはいけませんよ。

もう少しで、

流産してしまいそうでしたから」



「…先生、それって」

私は修二さんの手をしっかり握った。


「赤ちゃんは元気です。

今2か月ですよ。

しばらく入院が必要ですが、

安定したら、退院してもいいです」


先生が微笑んだ。
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