Blue Blue....and Blue


そんな俺の変態ストーカー行為が始まって、早や20日


夏休みも終盤を向かえお盆を過ぎたあたりから、ブルーちゃんの姿が見えなくなった。



いや……
正しくは水泳部の活動がなくなった……って言った方が正しいのかな?




まぶしいほどの光のプリズムが見られなくなった、淋しいプール


パシャンパシャンという規則的な水音のしなくなった、無機質なプール



そして…
君のいない、プールサイド





「なーんでいないんだよ…、ブルーちゃん……。」





ハァとため息混じりに呟くと



「なーに見てんだよ、ソラ!」



同じクラスのダチ、シンゴが俺に声をかけてきた。





「ん~~?べっつにぃ~。」




ブルーちゃんに熱烈な変態ストーキングをしていることは、絶対に誰にも秘密。




だから俺は、シンゴの問いをさらっとかわす。




すると窓の外を見ていた俺に気づいていたのか




「あぁ。
ソラ、プール見てたのか??」




シンゴは俺に柔らかに微笑む。



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