誠の紅桜に止まる蝶~土方目線~
平助はなんとか言葉を紡ぐ。

内容を整理するといきなり巡察中に多数の男たちに囲まれて応戦した。

しかし運悪く隊長は平助とのみで隊士は3人しかいなかった。

そこで蝶も応戦した。

その時隊士を助けた刹那平助が二人に斬られかけたところに蝶が舞扇を投げ一人を追い払い、平助の体を押しやり自分が斬られた。

というものだった。

平助は泣きながら握ったこぶしを震わせる。

平「くっそ!!蝶は命懸けで俺を守ってくれたのに俺は・・・俺はっ!!!」

土「ばかやろう。自分を責めるんじゃねえよ。悪いのは俺だ。完璧な人員不足なことはわかっていたのにお前らを行かせたんだからな。」

あまりの自分のふがいなさに唇をかみしめる。

土「とりあえずここは沙織にまかせて広間に行くぞ。」

平「ああ。」

ちらりと沙織のほうを見ると先ほどよりも顔に赤みが増した蝶がいた。

だがその反対に先ほどよりもいっそう蒼い顔をした沙織。

すると俺の視線に気づき顔を上げる。

沙「私を信じなさい。」

俺は静かに頷く。

だが、はたから見てもわかるほど時間と沙織の体力との勝負だった。
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