ハスキーボイスで酔わせて
まるで私の心の中を見透かしたような、口ぶり。
同じ気持ちでいるのは嬉しいけど、
先に言われてしまって何だか負けた気分だ。
「私も愛してる、春樹さん////」
本人が目の前にいたら中々口に出せないけど、
電話なら何とか言えるようになった。
これでもかなりの進歩なのだ。
『じゃ、そろそろ仕事に戻っかな。終わったらすぐメールするから』
「はい。待ってます」
たった数分の会話。
でも、それだけでも充分幸せなの。