ハスキーボイスで酔わせて
「今度はちゃんと改めて挨拶行かねーとな」
「改めて?」
「だってまだお父さんからお許しもらってねぇしよ」
「ん…////」
春樹さんが笑いながら空いてる手で、私の頭を優しく撫でる。
「何て…挨拶するんですか?////」
ドキドキしながら熱い顔のまま言うと、そりゃ一つしかねぇだろとはっきり断言した。
「彩さんと結婚させて下さい。だろ」
「けっ…!/////」
まさか結婚の二文字が出てくるとは思わなかった私は、
目を見開いて驚いてしまった。