ハスキーボイスで酔わせて
春樹さんの性格は誰よりもわかっているつもりだから。
「…そっか」
私は一瞬だけ笑みを零し、
そのまま自分の席へ。
ーーなんだろう、このゆったりとした感じ。
ついさっきまで気持ちが沈んでいたのに、
会見の話を聞いた途端、ほんのちょっとだけど安心出来た。
私の存在を恋人と話すのか、
仲のいい友人と話すのか。
要約春樹さんの声が聞けるんだと思っただけで、
何だかずっと強張っていた顔が要約緩んだように思えた。