初恋はレンタル彼氏
後ろから名前を呼ばれ、振り返るとそこには玲の姿が。




「玲」

「今日、二人で飯行くんだろ?」


私と未夢を、交互にちらっと見る玲。






「うん」

「気を付けろよ。なんかあったらすぐ連絡して」

「わかってる」


玲はそう真顔で言うと、吉田くんと教室を出ていった。

私も荷物をカバンに詰めたあと、未夢と下駄箱へ向かった。









「あ…」


下駄箱で靴を履き替えようとしたとき…
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