初恋はレンタル彼氏
「どうする?延長する?」

「あ…」


玲が私の顔を覗き込む。


面と向かって言われると恥ずかしいな…

でも、言わなきゃね。


私は「ふう…」と息を整えたあと、玲の顔を見た。



柔らかい風が私の頬に当たり、髪を揺らした。

ジリジリと暑いばずなのに、なんだか心地よかった…



玲が私のおでこに、自分のおでこをぴたりとくっつける。




「レンタル…しますか?」


私はクスクス笑った。



そして、












「します」




END
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