神様さえも朽ちらせる忌わしき呪物
「…シャク、下がって。僕が」
「駄目です。マスターを守るのが剣士の務め。私は常にマスターの前で剣を奮う剣士でありたいのです」
女だからとは言わせない。
戦いにおいて性別は意味をなさず、その力が弱ければ死しかない。
闘志を燃やすシャクナの、剣を握る腕に、足に血が伝う。
「大人しく座ってろ、シャクナ。今の貴様では足手まといだ」
「ロンユウこそ。へっぽこのくせに剣を持つだなんて。やめておいた方がいいですよ。早死にします」