神様さえも朽ちらせる忌わしき呪物

 ならばさっさと逃げなければと思ったのに。

 ロキはそうは考えないらしく、戦いの場において傍観者を決め込んだのか座ったまま動かない。

 「死は平等だ。僕らも数え切れない者を殺した。そして今もほら、こうして名前も知らない者を殺す。彼らとて同じ。同じだから、逃げてはいけない」

 
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