涙桜
ハッと目を覚ます。

すると。もう授業は終わっていた。

「あはは。瑞樹ずっと眠ってたの?」

「あ、うん。そうみたい。」

苦笑いで舞の問いかけに答える。

「もう帰る?」

わたしはふるふると顔を横に振る。

「ううん、部活に顔出すね。私一応唯一のマネージャーだし!」

「わかった!じゃあ先に帰るね!!」

「うん。またね。」

わたしは一人部室へと向かう。

そう、そこは剣道場。

わたしは剣道部のマネージャーをしています。

「こんにちは!!」

わたしは勢いよく入る。

「おお!久しぶりに来たな!!」

頭をぐりぐりと撫でられる

「あはは。痛いですよ原田先輩」

「ったく、なんで俺が朝迎えに行ったら先にいくんだよー!!」

「平助くんが遅いからだよ。」

「そうそう。僕みたいに余裕を持たないとね?」

「いや、総司。お前も遅刻している。」

「ったく一君は固いなあ。」

「ふふ。本当に沖田先輩と斉藤先輩は面白いですね。」

原「おい、昔みたいに呼び捨てでいいんだぜ?」

瑞「いいえ!部活の先輩ですから。」

私はにっこりと微笑む。

そう、この人たちは前世では新撰組でした。

そして、私は新撰組に拾われた女の子。

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