変わった同居人


「ハァー…ちょい休憩。」




どうやら樫木はダウンのようだ。
2時間休みなしでしたから無理もない。




「そう言えば淡島さん帰って来るの遅いねー」




そう、淡島さんはまだ帰って来て居なかった。
2時間も…一体どこで何をしているのだろう?




「駿河さん、電話してみたら?」




「えっ……」




「心配じゃないのかい?」




確かに心配だ。
タマを連れて歩く所なんてそんなに多くない。




「分かった。電話してみる。」




私は以前淡島さんの携帯番号だと言って渡されたメモを取り出し、家に置いてある電話から番号を押す。


ふぅ…と一呼吸置いてから電話をかけた。


因みに電話はリビングの隅にあるので背中からヒシヒシと皆の視線を感じる。
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